訓練日誌38 学科 ECサイトデザイン基礎③

2025/09/24 本日はバナー制作に向けた準備と、制作過程について学びました。

本日アジェンダ

1限目
学科 ECサイトデザイン基礎③
バナーの作成について

2限目
学科 ECサイトデザイン基礎③
はじめての依頼について

3限目
学科 ECサイトデザイン基礎③
提案をすることについて

4限目
学科 ECサイトデザイン基礎③
再現力の重要性について

5限目
学科 ECサイトデザイン基礎③
制作過程について

バナー作りのデザインで意識するポイント

バナー作りでは「気づき」がとても大切です。なぜそのデザインにしたのか?なぜその配色を選んだのか?その理由を考えながら制作することが、商業デザイナーの仕事につながります。
常に意識すべき基本ポイントは次の3つです。これは今後どんなデザインを考える上でも、ずっと大事にしていくべきポイントになります。

カラー(配色)
レイアウト(配置)
フォント(文字)

実例をもとに仕事の流れを知ろう!

実例①

制作依頼の状況

  • クライアント:初めて仕事を依頼してきたお客様
  • 担当者:半年ほどの付き合いがある方で、自身も1年ほどの経験を持ち、バナー制作が可能。ただし手が足りないため外注を希望している。
  • 依頼内容
    • 参考バナー(イメージに近いもの)
    • 入れてほしい要素(タイトル「お役立ち資料集」、ロゴ、文言、サービス資料画像 など)
    • バナーのサイズ、データ形式、納期

NG行動例

  • ファイル名が雑
     → 納品後、案件名が分からないファイル名は不親切。最低限「会社名・案件名・日付・番号」などを入れること。
  • 提案力が弱い
     → 初めての取引なら、複数パターンを提示するなど、バリエーションで提案力を示すことが大切。

注意すべきポイント

指示の再現力+より良い提案力を両立させる
・依頼内容を忠実に再現すること(オリジナリティより「まず依頼に応える」姿勢が大事)
・バナー内の無駄な余白をなくす(限られたスペースを最大限活用)
・文字のアイキャッチを丁寧に整える
・参考資料の色を忠実に再現する

実例②

クライアントの状態:納品サイズが未定、文言も複数パターンあり、全体のイメージが固まっていない。
課題:指示が不透明なため、デザイナー側も何を作るべきか分かりにくい。こうしたケースは実務でもよくある。


注意点・考え方

依頼内容を忠実に再現しつつ、適度にバリエーションを持たせて 「クライアントに選んでもらう」 形で初稿を提出する。
指示が曖昧だからといって、闇雲に大量の案を提出するのはNG。まずは レイアウト・フォント・カラー の違いを意識して、数を絞った提案を作成!

まとめ

今回授業で教えていただいたのはあくまで一例ですが、よくある仕事の流れは

依頼を受ける → 初稿で提案 → クライアントからの要望・確認 → 作品納品

というプロセスになります。(実際にはもう少し細かい工程もあります。)

ここで大切なのは、「バナーは完成品だけでなく、作る過程も重要!」 ということです。
まずは依頼内容を忠実に再現できるかどうかが基本。そして、デザイナーとしてより良い提案ができれば、それが次の仕事につながります。
商業デザインは「作品づくり」ではなく「お客様の要望に応えること」が仕事である、という意識を持つことが大切!

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