訓練日誌18 ユーザーインターフェイス基礎①

2025年8月20日

本日は、今後の作品の制作についての心構えと、ピクトグラムについて学びました。

仕事を意識したデザイン(作品制作)

これまではツールに慣れるために、目的などは意識しないで作品を制作していましたが、今後は「仕事としての作品」として制作を進めていきます。
実務に近い形で制作していくことで、制作におけるデータの扱い方、スピード感を学んでいきます。
また、デザイナーは「なぜそのデザインにしたのか」を説明できることがすごく重要になります。何も考えずに作るのではなく目的を意識しながら作ることがポイントです!

仕事を意識した作品制作で、デザインの理解を深めよう!


ピクトグラム制作に向けて

ピクトグラムとは

ピクトグラムとは、言葉に頼らず誰にでも直感的に情報を伝えるための「視覚記号」のことです。トイレや非常口のマークのように、国や言語が異なっていても一目で意味が理解できることを目的としていて、シンプルなデザインが求められます。そのため、細かい装飾や個人の癖はできるだけ排除し、必要最低限の形で本質を伝えなければなりません。

ちなみに、1964年の東京オリンピックをきっかけに世界的に広まったそうで、海外から訪れる様々な国の人々に対して、言語を使わずに情報伝達することが求められ、多くのピクトグラムが開発されたとのことです。

ピクトグラムの役割は、誰もが瞬時に理解できるよう、複雑な対象を単純化しながらも特徴をしっかり残すことです。見た人が迷わず、誤解を生まないことが目的です。

ピクトグラム作成のポイント

ピクトグラムの制作にあたっては、以下のような点がポイントとなります。

・特徴を整理し、必要な情報を明確にすること
 対象物の要点を書き出してみて、余分な要素を省くことで、直感的に理解しやすいデザインになります。

・複数制作する場合はシリーズとして統一感を持たせること
 形やバランスを一貫させることで、並んだときに同じイベントやテーマで作られたことが分かりやすくなります。

・色使いはユニバーサルデザインを意識すること
 世の中には色を認識しづらい人がいて、色の組み合わせによっては認識しづらい場合があります。自分の好みだけで色を選ぶのではなく、誰にでも見やすい色使いを心がけましょう。(Illustrator、Photoshopには色覚シミュレーション機能がある)

ピクトグラム立案してみた!

次回の実習で実際にピクトグラムを制作するということで、今日はそのイメージを立案しました。

私が今回作ろうと思うのは、地元である栃木県に関するピクトグラムです。観光パンフレットやWEBサイトで使えることを想定し、どのようなピクトグラムにするか考えてみました。

栃木県の観光名所である日光東照宮や栃木県の名物などをピクトグラムで表現してみました。次回の実習では、これをもとにIllustratorを使って実際に作成します。1個あたり5〜10分で作ることが目標とのことでしたので、手順をおさらいして、効率よく作成する方法を考えていきたいと思います!

わたしの所感

皆さんは、日光東照宮に行ったことはありますか?

日光東照宮は、栃木県が誇る世界遺産で、金ピカでゴージャスで、装飾がごちゃごちゃしていてめっちゃカッコいい建造物です。それが特徴でもあるのに、それをピクトグラム化してシンプルに表現するのはなかなか苦戦しました。他のテーマでも、つい情報を入れすぎて、ピクトグラムとして成立しないイラストになってしまいそうでした・・・。

ピクトグラムって、日常でたくさん見かけていますが、改めて考えてみるととても奥が深いなと感じました。物の特徴をとらえて、誰が見てもすぐに分かるように表現するというのは簡単ではありません。ピクトグラムを発明した人は相当な天才だと思います。

ですが、この難しさが逆に面白いと思いました。限られた情報で特徴を強調して余計な情報を削ぎ落とす作業を通じて、デザイン力やセンスが伸びそうだと感じました。色使いもユニバーサルデザインを意識して、誰にでも伝わるデザインを目指したいです。次回のIllustratorでの制作が楽しみです!

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