8月15日(金)
本日の授業では、スキルの見せ方をテーマに、ポートフォリオの意義や活用方法について学びました。
ポートフォリオについて考えてみよう
本日のポイント:ポートフォリオは「未来」
闇雲に作成せず、「未来」に必要な作品作成を進めて行こう!!
就職活動において、ポートフォリオは名刺のような存在であり、
- どのようなスキルを持っているのか
- どのような経歴があるのか
- どのような作品を作ってきたのか
といった情報をわかりやすくまとめ、企業に自分をアピールするためのツールです。
特に未経験者の場合は、現時点でどのようなことができるのかをしっかりと形にして伝えることが重要です。訓練校での学びも経歴の一部として活用できます。
ポートフォリオが必要とされる職種
代表的な職種として、Webデザイナー、イラストレーター、エンジニア、クリエイターなどが挙げられます。これらの職種では、ポートフォリオを通して自身の能力や適性を具体的に示すことが求められます。
見せる相手に合わせた構成
ポートフォリオは、提出する企業や職種に合わせて内容や媒体を変えることが大切です。
- 紙媒体を扱う企業 → 紙のポートフォリオを用意
- Web制作企業 → Web形式でのポートフォリオを用意
- 両方を扱う企業 → 両方の形式を準備
これは、出かける際に会う相手や場面に合わせて服装を選ぶのと同じ感覚です。複数の企業に応募する場合は、同じ内容を使い回さず、企業ごとに最適化したポートフォリオを作成します。
また、Web系のクリエイター職は新技術やトレンドの移り変わりが早いため、ポートフォリオも定期的に更新する必要があります。面接の際には、Web版だけでなく紙のポートフォリオも用意しておくと好印象です。
企業別ページの活用
応募企業に対しては、その企業専用のページを作成し、求人票に対するアンサーを意識した内容にすることで、より興味を持ってもらいやすくなります。
人材派遣会社に登録する場合は、現在作成中のポートフォリオのURLを記載し、「準備中」としておくと良いでしょう。興味を持たれた際に、他の作品も見てもらえるチャンスが広がります!
6か月間の訓練でアピールできるポイント
- WordPressの運用スキル
授業以外の時間でもいじってみて、とにかく慣れることが大切です。バックアップ方法も確認しておきます。現役のデザイナーである先生も、WordPressで構築したサイトを納品するケースが多く、納品後にクライアント側が更新しやすいという利点もあります。 - テーマ変更で柔軟な対応
テーマを変更した際にデザインや機能(プラグインなど)への影響を理解し、企業ごとにデザインを最適化できるようにします。 - 100ページ以上の作品掲載を目指す
バナー、ランディングページ、SNS用画像など、とにかくいろんな作品を制作します。訓練開始から内定までの間に、時系列で作品を並べ、自分の成長過程を見せられるようにします。企業向けの固定ページは別で作成します。 - 幅広い企業に対応できる作品展開
同じバナーでもサイズやテイストを変える、苦手分野にもあえて挑戦するなど、柔軟な制作ができることをアピールしましょう!クラウドワークスなどに出品してみるのも一案です。 - 生活や学習の記録も掲載
訓練スケジュールや日々の学びを掲載し、人間性や取り組み姿勢をアピールします。街中で見つけた良いデザインは写真に残して掲載し、良いと思ったポイントを記録しておくと視野の広さも伝えられるし、自分自身の引き出しを増やすことにも繋げられます。 - 企業ごとの個別ページで提案力を示す
求人票に基づいた内容を掲載し、その企業に向けた提案ページを作成します。 - パスワード保護で権利意識を示す
近年、特に厳しくなってきている著作権や守秘義務への理解を、パスワード保護の機能で実践的にアピールします。
ポートフォリオに掲載する項目例
- 表紙(応募ジャンルに応じて複数準備)
- 日々の活動ページ
- 企業向けページ
- プロフィール(パスワード保護すること!)
- カテゴリ分類
作品ごとの見せ方例
- 作品名
- 制作内容
- 企画意図
- アピールポイント
ワンポイントアドバイス
- 自分らしさを感じられる作品を作る
- むやみに数を作るのではなく、応募先企業を調べ、計画的に制作する
企業への固定ページは、相手に宛てたラブレターのつもりで作りましょう ♡
わたしの所感
これまで作品制作は少しずつ進めてきましたが、「目的を持って作る」という意識はしておらず、本当に作りたいものをただただ作っていました。それも楽しいですが、今後は、どのような企業に向けた作品なのかを意識しながら取り組んでいきたいです。現時点では、ターゲットとする企業も具体的に決められていないので、その選定も並行して進めていきたいと思います。
今日は先輩方のポートフォリオサイトを拝見し、自分の訓練記録が「小学生の絵日記」レベルだなと痛感しました。。今日からの日誌は、学んだ内容や成長の過程をしっかりと伝えられるよう、まとめ方を工夫していきます!
また、日常生活の中で無意識に行ってきた「街中のデザイン探し」についても、今後は意識的に記録を残し、作品づくりや発想の幅を広げるための材料にしていきたいと思います。お出かけするのが楽しくなりそうです٩( ‘ω’ )و♪




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