2025/09/24 本日はバナー制作に向けた準備と、制作過程について学びました。
本日アジェンダ
1限目
学科 ECサイトデザイン基礎③
バナーの作成について
2限目
学科 ECサイトデザイン基礎③
はじめての依頼について
3限目
学科 ECサイトデザイン基礎③
提案をすることについて
4限目
学科 ECサイトデザイン基礎③
再現力の重要性について
5限目
学科 ECサイトデザイン基礎③
制作過程について
バナー作りのデザインで意識するポイント
バナー作りでは「気づき」がとても大切です。なぜそのデザインにしたのか?なぜその配色を選んだのか?その理由を考えながら制作することが、商業デザイナーの仕事につながります。
常に意識すべき基本ポイントは次の3つです。これは今後どんなデザインを考える上でも、ずっと大事にしていくべきポイントになります。
・カラー(配色)
・レイアウト(配置)
・フォント(文字)
実例をもとに仕事の流れを知ろう!
実例①
制作依頼の状況
- クライアント:初めて仕事を依頼してきたお客様
- 担当者:半年ほどの付き合いがある方で、自身も1年ほどの経験を持ち、バナー制作が可能。ただし手が足りないため外注を希望している。
- 依頼内容
- 参考バナー(イメージに近いもの)
- 入れてほしい要素(タイトル「お役立ち資料集」、ロゴ、文言、サービス資料画像 など)
- バナーのサイズ、データ形式、納期
NG行動例
- ファイル名が雑
→ 納品後、案件名が分からないファイル名は不親切。最低限「会社名・案件名・日付・番号」などを入れること。 - 提案力が弱い
→ 初めての取引なら、複数パターンを提示するなど、バリエーションで提案力を示すことが大切。
注意すべきポイント
・指示の再現力+より良い提案力を両立させる
・依頼内容を忠実に再現すること(オリジナリティより「まず依頼に応える」姿勢が大事)
・バナー内の無駄な余白をなくす(限られたスペースを最大限活用)
・文字のアイキャッチを丁寧に整える
・参考資料の色を忠実に再現する
実例②
クライアントの状態:納品サイズが未定、文言も複数パターンあり、全体のイメージが固まっていない。
課題:指示が不透明なため、デザイナー側も何を作るべきか分かりにくい。こうしたケースは実務でもよくある。
注意点・考え方
依頼内容を忠実に再現しつつ、適度にバリエーションを持たせて 「クライアントに選んでもらう」 形で初稿を提出する。
指示が曖昧だからといって、闇雲に大量の案を提出するのはNG。まずは レイアウト・フォント・カラー の違いを意識して、数を絞った提案を作成!
まとめ
今回授業で教えていただいたのはあくまで一例ですが、よくある仕事の流れは
依頼を受ける → 初稿で提案 → クライアントからの要望・確認 → 作品納品
というプロセスになります。(実際にはもう少し細かい工程もあります。)
ここで大切なのは、「バナーは完成品だけでなく、作る過程も重要!」 ということです。
まずは依頼内容を忠実に再現できるかどうかが基本。そして、デザイナーとしてより良い提案ができれば、それが次の仕事につながります。
商業デザインは「作品づくり」ではなく「お客様の要望に応えること」が仕事である、という意識を持つことが大切!



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